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アラートン・ガーデン・日本語ツアー(2018年)




サ行 サンクスギビング・ルーム  スリー・プールズ

タ行 ダイアナ・ファウンテン

ナ行 ナショナル・トロピカル・ボタニカル・ガーデン

ハ行 バンブー・ガーデン  フルーツ・オーチャード

マ行 マーメイド・ファウンテン  ミスト・ハウス  モートン・ベイ・フィグ・ツリー



1.予約の仕方

 アラートン・ガーデンはツアーに参加しなければ行くことが出来ない。ガーデン・ツアーはアラートン・ガーデンのホームページから予約出来るが、これは英語のツアーである。でもご安心を。日本語のツアーがある。ではどの様にして予約をすればいいのか。

 「Splash of Kauai」 というオプショナルツアー会社のホームページを開き、右上の 「ご相談・お問合せ」 から、管理人のナイアさんへメールを送る。そうすると返信が来て、アラートン・ガーデンのガーデナーである、ワー・フミさんを紹介してくれる。フミさんのメールアドレスが記載されているので、後は自分でフミさんとコンタクトを取り、フミさんの指示に従って予約を進めればよい。

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2.ナショナル・トロピカル・ボタニカル・ガーデン


 ナショナル・トロピカル・ボタニカル・ガーデンは、国立ではなく、個人の出資(約40名)による非営利団体である。活動の目的は3つの事業を主としている。1つ目は、植物学による調査、研究。2つ目は、絶滅の危機に瀕している希少な植物の保護、繁殖。3つ目は、公共の教育。

 ポイプのラワイRDを潮吹き穴へ向かって進むと、潮吹き穴のすぐ手前の右側に、ナショナル・トロピカル・ボタニカル・ガーデンがある。そこのビジターセンターから専用のバスに乗ってアラートン・ガーデンへ行く。バスはツアー開始の30分前に出発するので、それまでにチェックインを済ませて待つ。

 途中で素晴らしい場所を車窓から見ることが出来る。そこは 「ラワイ・カイ」 と言い、古代ハワイアンが暮らしていた場所で、今も昔の姿が残っている貴重な場所である。また、カメハメハ4世の妃であるクイーン・エマがこの地を気に入り、家を建てて住んだこともある。女王が植えた紫色のブーゲンビレアは今でもここで育ち、名物として訪れる人々を魅了している。

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3.ミスト・ハウス



 ツアーは10時スタートで予約していた。隣のマクブライド・ガーデンへバスが到着するとフミさんが出迎えてくれた。フミさんは以前TV番組で拝見していたので、すぐに分かった。まず最初に案内されたのが、「ポンプ6」 だった。

 ポンプ6とは、マクブライド製糖会社がサトウキビ畑の灌漑用水のために建設したポンプ場だ。ウシガエルが 「ボー、ボー」 と鳴いているのが印象的だった。そう、カウアイ島にはウシガエルがいるのだ。

 次に、隣りにある 「ミストハウス」 へ行った。ここではスプリンクラーから定期的にミストを発生させることにより、標高の高い山の上の環境を再現している。そこでしか育つことが出来ない、ハワイの固有種を集めて育てている。特筆すべきは、カウアイ島の花であるモキハナ(写真右上)と、伝統的飲料の原料になるカヴァ(写真左下)の木があったこと。その他にTV番組で見たのだが、本物のラウアエ・ファーンがあるらしい。今我々が見ているものは外来種とのこと。

 いよいよアラートン・ガーデンへ入っていくが、その前に道の横に変わった寄生植物があった。それはスタッグホーン・ファーンだが、プラティケリウムとかビカクシダとも呼ばれている。(写真右下)特徴は、鹿の角に似た葉の基部にある貯水葉に、水が貯まり膨らむ。まるで丸い皿のような貯水葉は、指で押すと水が入っていることがよく分かる。

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4.サンクスギビング・ルーム



 最初に見学したガーデンルームは、「サンクスギビング・ルーム」 だった。ガーデンルームとは、草や木などで回りを囲い、まるで部屋のような空間を作った場所のことだ。ここはファナックスの生垣で壁を作り、パーティーをする場所として、感謝祭にはゲストを迎えてもてなしていた。置かれているブロンズ像はイタリアで購入したもの。2本植えられているモンキーポッドは、屋根の役割をさせるために植えられている。

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5.モートンベイ・フィグ・ツリー


 次は道の横に生えている3本の大きな木。モートン・ベイ・フィグ・ツリーは、樹齢70年のイチジク属の木で、巨大な波打つ根が露出している。映画 「ジュラシックパーク」 で、恐竜の卵を発見するシーンが撮影されたことから、今でも卵が置かれていた。帰国後ジュラシッックパークを見たが、そんなシーンは無かった。TV放送だったので、カットされたかもしれない。

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6.バンブー・ガーデン


 日本人にとって竹は馴染みがあるので、少しホッとするかもしれない。といってもこの竹は日本の竹とは違い、真っ直ぐな緑の線が入った、グリーンストライプ・バンブーと言う。竹の隙間から入ってくる太陽の光と、風で揺れた時に発する音色が人々の心を癒す。

 バンブー・ガーデンの先には、ビューポイントがある。アラートン・ガーデンにはラワイ・ストリームという小川が流れていて、この川はバスから見たラワイ・カイへと続いている。古代ハワイアンが生活していた場所で、ハワイ語で 「アフプアア」 と言う。今も昔も変わらない風景は、人々の心を引き付ける。

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7.マーメイド・ファウンテン


 そしていよいよ憧れの場所へ着いた。10年前にガイドブックで紹介されている写真を見た時から、本物をこの目で見たいと思っていた。一風変わった約5mの波型の水路は人々の心を引き付け、チャプチャプと流れる音は人々の気持ちを落ち着かせる。このチャプチャプとした水の流れは、人間の心臓の鼓動(心拍)のリズムを表しているそうだ。

 水路の両端には2体のマーメイドのブロンズ像が向かい合って立っているので、この名前が付いた。ブロンズ像はニューヨークで購入したものらしい。

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8.スリー・プールズ

 マーメイド・ファウンテンとダイアナ・ファウンテンを結ぶ山側の道に造られている。ここでは3段になったプールを流れ落ちる水の音を楽しんでほしい。

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9.ダイアナ・ファウンテン



 ここはガイドのフミさんが最も好きな場所らしい。白い東屋とダイアナの像が向かい合って建っていて、特に東屋が水に映る風景は素晴らしい。東屋にはベンチが置かれているので、この風景を見ながら、噴水の音を聞いているだけで癒される。暫く動きたくなるほど心が落ち着く場所だった。

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10.フルーツ・オーチャード

 いよいよ最後の見学となった。ここはハワイでお馴染みの南国フルーツがたくさん植えられている。ここはどういう目的で作られたのか、説明を聞いたと思うが忘れてしまった。

 2時間30分のガーデンツアーだったが、あっという間に終わってしまった。またゆっくり訪れたいと思っても、ツアーでしか来れないのが残念だ。フミさん、お世話になりありがとうございました。



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