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オアフ島の観光スポット



ア行 アリイオラニ・ハレ  アロハ・タワー  イオラニ・パレス

カ行 カメハメハ大王像  カワイアハオ教会

タ行 ダイヤモンド・ヘッド  チャイナマンズ・ハット  デューク・カハナモク像

    ドール・プランテーション

ハ行 ハナウマ・ベイ  日立の樹

マ行 マカプウ岬

ラ行 ライエ岬  ルナリロ王廟



1.アリイオラニ・ハレ(ハワイ州最高裁判所) (2006年)


 カメハメハ大王像の後ろに建っているのが、ハワイ州最高裁判所である。

 カメハメハ5世が宮殿にしようと建てさせたが、完成の2年前に王が他界してしまった。結局宮殿として使われることは一度もなく、現在はハワイ州最高裁判所として利用されている。

 入場は無料だったので、見学をさせてもらうことにした。なんと2階にある最高裁では、裁判長の席に座ることができた。


2.アロハ・タワー (2006年)


 アロハ・タワーは、ホノルル港へ出入りする船舶の監視と船舶への指令のため、1926年に建設された、いわば港湾管制塔だった。航空機時代が訪れるまでは、ホノルル港がハワイの表玄関だった。

 戦後、観光客のほとんどが飛行機で訪れるようになり、また通信技術の進歩により、役目は終わってしまった。

 10階の展望台は公開されていて、無料で見学できる。エレベーターで10階まで上がってみると、展望台からはホノルル港を始め、ホノルル空港や周辺を見渡すことができる。ホノルル港の海の色が真っ青で、とても綺麗だった。

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3.イオラニ・パレス (2006年)


 大王像の向かいにあるのがイオラニ・パレスで、アメリカ唯一の宮殿である。イオラニとはハワイ語で「天国の鳥」の意味。

 カメハメハ3世が首都をオアフに移してから、代々の王はここを執務及び居所に当てた。現在の建物は、1882年にカラカウア王が建て替えたものである。

 2階にはハワイ王朝最後の王、リリウオカラニ女王が幽閉された部屋が今でも残されている。宮殿の中を見学できるガイド付きツアーがあるので、時間があれば行ってみたいと思う。


4.カメハメハ大王像 (2006年)


 カメハメハ大王像はイオラニ・パレスの向かい側に建っており、初めて見る大王は綺麗でとても立派であった。

 1878年に建立されたこの大王像は、実は2作目である。1作目はフランスからの輸送中に船が沈没してしまったので、急きょ同じ型から造りホノルルに建てられた。

 その後1作目は引き上げられて、ハワイ島のカパアウに建てることとなった。従ってこの2体は同型から造られているので、同じものである。

 しかし驚きの事実があった。この銅像のモデルはカメハメハ大王本人ではなく、彼の親友で一番ハンサムな男性だった。カメハメハ一世の生存中には写真が発明されておらず、写真は1枚もない。そこでカラカウア王の副官やマウイ島長も務めた王族の一人、ロバート・ホアピリ・ベイカーがモデルを務めることになったらしい。

 20年くらい前のツアーでは、ハワイ到着日に市内観光があった。大王像は車窓から見るだけだったので、「何でバスを降りて写真を撮らないんだろう」と不思議に思った。しかし、その理由は行ってみて分かった。バスが停められる場所など無いということが。

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5.カワイアハオ教会 (2006年)


 カワイアハオ教会はホノルル最古の教会で、カワイアハオとは「神聖な泉」という意味である。

 カメハメハ大王が死去した翌1820年に、ボストンから宣教師がやって来た。そして1821年に草ぶきの小屋が建てられたのが始まりである。その後少なくとも3度建て替えられ、現在の建物は1842年に落成した。壁には約14,000個のサンゴ石のブロックが使用され、見事な造りとなっている。

 1862年まではハワイ王朝の礼拝堂として使用され、また王の戴冠式もここで行われた。


6.ダイヤモンド・ヘッド (2003年)


 ハワイのシンボルと言えばダイヤモンド・ヘッドであろう。ワイキキから見たダイヤモンド・ヘッドは誰もが思い浮かべる風景であり、象徴である。しかし頂上へ登れるとは知らず、2003年に初めて登ってきた。

 ダイヤモンド・ヘッドは火山の噴火によって出来たクレーターである。標高232mの頂上から眺めるワイキキの眺望は素晴らしい。大人でも30分前後でで登れるので、ぜひチャレンジしてみては。きっと感動するはずである。

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7.チャイナマンズ・ハット(モコリイ) (2014年)

 クアロア・ビーチパークの向かい側にある島が、中国人の帽子の形に似ていることから、チャイナマンズ・ハットと呼ばれている。本当の名前はモコリイと言い、由来には伝説がある。

 ペレの妹のヒイアカが、カウアイ島へ行く途中でクアロアにさしかかった。この辺りにはモコリイとい名の巨大なトカゲが棲んでいて、旅人を悩ましていた。行く手をさえぎるモコリイをヒイアカは退治して、切り取った尻尾を海に放り投げた。尻尾はそこで島となり、それがチャイナマンズ・ハットである。


8.デューク・カハナモク像 (2006年)


 毎朝お世話になっている、ワイキキ・ライブカメラ。街灯に取り付けられたこのカメラで、デューク・カハナモク像のライブ映像を見ることができる。

 デューク・カハナモクは、ハワイの英雄である。オリンピックに3度出場し、100m自由形で2度金メダルを獲得。3度目は水球選手として出場。アメリカ西海岸を始め、外国にサーフィンを広め、映画にも出演し、晩年は警官も勤めた。

 この像は、なかなか写真に撮るのが難しい。逆光になるので、フラッシュを焚くと周りの風景が白くなってしまうし、焚かないと像が暗くてよく見えない。

 夜になると、松明の灯りでこんな風に見える。
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9.ドール・プランテーション (2014年)


 農園のフルーツスタンドとして1950年にオープンして以来、観光名所となった。今でも人気の観光スポットとして、多くの人で賑わっている。店内にはここでしか買えないオリジナルグッズがたくさんある。

 裏手にはドールで栽培しているフルーツを見学できるプランテーションがある。また隣接する巨大迷路や、農園を巡る列車ツアーが人気のようだ。


10.ハナウマ・ベイ展望台 (2014年)


 ハナウマとは「カーブした」という意味で、半円のような湾になっている。一般的な観光では展望台から眺めを楽しむだけで、ビーチに降りることは出来ない。

 以前はスノーケルの人気スポットだったが、今は海洋保護区に指定され、海水浴場ではなくなった。ビーチに入るには海洋教育センターでビデオを見ることが義務付けられ、「ゴミは持ち帰る」 「エサを与えない」 「オイルは塗らない」などのルールを守らなければならない。

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11.日立の樹(モアナルア・ガーデン内) (2006年)


 日本では有名な「日立の樹」だが、日本人以外にはなんでもない、公園の大きな木のようだ。見物に訪れるのは日本人ばかりだった。しかし皆がよく知っているこの木が、ハワイにあることは意外と知られていない。

 日立の樹に選ばれたのは全部で4本あり、現在CMに登場しているのは初代と5代目(現在)。現在の木はモンキー・ポッドで、ねむの木である。

 2代目は、ハワイ島にあるマンゴーの木。3代目は、シンガポールにあるバニヤンツリー。4代目は、ロサンゼルスにあるカリフォルニアオーク。2代目から4代目までの期間が、昭和54年から59年までの5〜6年なので、記憶にない方も多いのでは。ちなみに、私も覚えていない。

「日立の樹」のHPはこちら


12.マカプウ岬 (2014年)


 海岸線の美しい風景が楽しめるトレッキングコースとして、以前から地元住民に人気があった。最近はパワースポット人気で、日本人も訪れるようになった。ほとんどが舗装されているので、気軽に登ることが出来る。

 山の中腹には、椅子の形をした「ペレの椅子」と呼ばれる大きな岩がある。その昔ペレはこの椅子に座り、次に行く場所について思いを巡らしたそうだ。

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13.ライエ岬 (2014年)


 ライエ岬は海に鋭角に突き出していて、まるでトカゲの尻尾のような形をしている。

 伝説によれば、この付近に悪さをする大トカゲがいた。カナという勇敢な戦士がその大トカゲを退治して、体を5つに切り裂いて海に投げ捨ててしまった。それが付近の小島や岩になり、以後付近の海の守り神となったとされている。

 打ち寄せる大波を横から眺めることが出来る珍しい場所で、古来より気の流れがよく、スピリチュアルなパワーを得られる場所で知られている。


14.ルナリロ王廟 (2006年)

 カメハメハ5世が他界し、王家の血筋が絶えることとなった。

 その後王国議会での選挙により、カメハメハ一族の遠縁にあたるウィリアム・ルナリロが王位に就いた。しかし健康に恵まれず、即位後1年1ヶ月で死んでしまった。

 遺体はカワイアハオ教会の隣の王廟に葬られた。この霊廟はアリイオラニ・ハレ建立のため、オーストラリアから来ていた英国人建築家が設計した。


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