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ラハイナ (2010年)



 イアオ渓谷の戦いに勝利したカメハメハ大王は、1810年にラハイナに居を移した。1819年カメハメハ大王が亡くなると、リホリホがカメハメハ2世として王位を継承し、ラハイナを王国の首都とした。その後、1845年までこの町はハワイ王朝の中心地として栄えた。

 ラハイナが王国の首都となった1810年、アメリカの捕鯨船が初めてハワイ諸島に来航。この後1840年代にかけて、ラハイナはアメリカ捕鯨漁業船団の基地となる。やがてアメリカ本土から宣教師たちがやって来て、布教活動や教育を始める。ハワイの人々は、この影響で急速に西洋文化を取り入れていった。

 1859年、ペンシルバニアで石油採掘が始まると、捕鯨産業は急速に衰退していく。これに代わってマウイの主要産業となったのが、砂糖キビ・プランテーションである。1860年には「パイオニア・ミル(製糖工場)」が建設された。その後ラハイナは、ハワイ史の表舞台から退くことになる。

 1962年、ラハイナは国立歴史保護地区に指定され、町並の保存、自然環境と調和する新しい建築物に力を入れ、現在のラハイナ独特のイメージを創り出してきた。昔の港の情緒と、現代的なリゾートの雰囲気。ラハイナは観光地として復活したのである。(地球の歩き方リゾートより)


 ラハイナの町には、歴史を今に伝える史跡がおよそ30ヶ所残されている。そのほとんどが歩いて行ける範囲内なので、興味がある方は史跡巡りをするのも楽しいと思う。



 ラハイナ港のシンボルとなっているのは、独特の形をした真っ白な灯台。カメハメハ3世が建てたものだが、現在の灯台はその後建て直されたものだ。

 港に面して各種ツアーのカウンターが10以上並んでいる。ホエール・ウォッチングをはじめ、モロキニ島やラナイ島でのスノーケル・ツアー、サンセット・クルーズなどがある。

 また、マウイ島とラナイ島を結ぶフェリーがある。1日5便の運航で、乗船時間は約45分。
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 パイオニア・インは、ラハイナのランドマークともいえるホテル&レストラン。1901年にオープンし、1950年代までは西マウイで唯一のホテルだった。

 捕鯨時代の繁栄を今に伝えるかのように、内部の壁には初期の鯨捕りや捕鯨船の写真、捕鯨用具などが飾られている。正面入り口には老水夫の木像が海を眺めているが、実際に捕鯨船の乗組員がここに泊まったことはない。



 バニヤン・ツリーは、キリスト教布教50周年を記念して、1873年に当時の保安官だったウィリアム・スミス氏によって植えられた。このバニヤン・ツリーはハワイで最大のもので、高さは18m、その巨大な茂みは2,700m2もの木陰を作り出している。

 週末には絵描きや彫刻家などたくさんのアーティストが、自分の作品を持ち寄り販売している。
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 フロント・ストリートの海側の歩道は、私の好きな場所だ。昼は青い海を眺め、夕方はサンセットを見る。ラハイナとは「灼熱の太陽」という意味。確かにラハイナは暑いので、海辺で休憩するのが気持ちいい。



 ラハイナの楽しみは、なんといってもフロント・ストリートをホロホロすること。海に沿って約2kmにわたって軒を連ねる木造の建物は、19世紀の捕鯨黄金期の趣がそのまま残されている。



 フロント・ストリートにはレストランが多いので、夜もたくさんの人々で賑わっている。特に海側のレストランは、サンセットの時間から混んでいる。ラハイナは窓や壁が無いオープンなお店が多いので好きだ。
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 フロント・ストリートの全ショップ・リスト。(ナビ・マウイ2009年版より)

 お店はカアナパリ側から順に並んでいます。左側がカアナパリです。







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