ホエール・ウォッチング(2010年) |
私達がホエール・ウォッチングの船を選んだ条件として、カアナパリから近くて、午前中のツアーで、日本語ガイドが付いているという3点だ。調べた結果、ラハイナ港から出港する「カウラナ号」が条件を満たしていたので、この船に決めた。 カアナパリからラハイナまでは車で10分。ホテルを9時頃に出発しラハイナへ向かった。パブリック・パーキングへ車を停めて港へ行くと、そこには多くのツアーカウンターが並んでいた。海に向かって右が「Slip 1」だった。カウラナ号の受付は3番目の「Slip 3」だったが、カウンターへ行くと日本人ガイドさんが待っていた。 カウラナ号は140人乗りの双胴船なので、揺れが少ない。ガイドさんの勧めで、2階の右側の一番前の席に座る。この席が良い理由は、操縦席が右側にあるので、右前方にクジラが見えるように船を向けるからだ。 9時45分に港を出て、ラナイ島の方へ向かって行く。船を操縦するのは女性だったが、とてもカッコ良かった。今日は晴れて風もなく波も穏やかで、絶好のコンディション。「クジラが見られない日はあるんですか?」とガイドさんに尋ねると、「今シーズンは1日もなかったですよ」との答えに安心した。 ▲このページのトップへ出港して10分くらい経った時、早速第1クジラに遭遇。初めて見るクジラに、「お〜!」と感激する私達。でも目の前で見えるわけではない。クジラから90m以内に近寄ってはいけないというルールがある。それでも14mくらいの巨体だから、遠くても十分見える。 ハワイにやって来るクジラはザトウクジラで、5番目に大きなクジラである。メスが14mで、オスは少し小さくて12m。マウイは4つの島に別れているが、元は1つの島だった。その為水深が浅いので海水温が高く、またサメが下から襲ってくる心配も少ない。安心して子作り、子育てができるというわけだ。 その後も次々と現れてくれた。始めに潮を吹き、その後背中が見えて、最後に尻尾が見える。多くは母親と子供が一緒に泳いでいるが、一度呼吸のため海面に上がるとしばらくは上がってこない。呼吸の間隔が8分から15分くらいあるからだ。 ということで同じ場所を見ていてもダメで、まず潮を吹く場所を探す。慣れてくるとだんだん上手くなるが、それより周りの乗客が「何時の方向」と教えてくれる。正面が12時で、後ろが6時である。また実況のお兄さんもいて、クジラの位置を教えてくれる。 写真を撮るより自分が見るのに夢中で、撮った写真にはクジラがほとんど写っていなかった。「一体どこ撮ってんだよー」と言われそうだが、写真なんか撮っている場合じゃない。 ▲このページのトップへ唯一、ホエール・テールが写っていた写真がこれ。まあまあかな。後で考えたら、連写で撮ればよかった。次回はそうしよう。ツアーにはドリンクとスナックがサービスで付いていた。 やがて前方に黒いものが見えてきた。クジラではない。正体はイルカであった。それも大群である。このイルカはスピナー・ドルフィンといって、スピンをしながらジャンプをするのである。時には3連発、4連発と続けてジャンプしてくれる。もう皆イルカに夢中で、ドルフィン・ウォッチングに代わってしまった。 またこのイルカ達が逃げないで、船の前や横から離れない。どうやら船と一緒に泳ぐのが好きらしい。ガイドさん曰く、クジラは毎日見ることが出来るが、イルカはいつも見られるわけではない。「今日は今シーズンで最高の日ですよ」と、実況のお兄さんがリップサービス。 ▲このページのトップへ
では最後にその写真をお見せしましょう。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() |